たのしいIngress

第四章 ポータルキーを集めよう!(Capsuleを使うのだ)

初心者エージェントは、なかなかAPを稼ぐ機会に恵まれません。破壊もできないし、レゾネータのアップグレードもできない。もちろん、敵ポータルがたくさんある地域に住んでいれば、ただひたすらハックしていればレベルアップできてしまいますが、我々Resistanceは(ですよね?)「見渡す限り、青ばっかり!」という絶望感に、しばしば襲われます。

Ingressは、ほんとうに初心者に厳しいゲームです(この問題を解決する施策が、この文章を書いている数日前に実装されました。それが「グリフハックによるAP獲得」なのですが、これについては次章で解説します)。

破壊ができないレベルでの、あるいは破壊ができるようになってからであっても、Ingressにおける主要なレベルアップ手段はリンクコントロール・フィールドの作成です。トレーニングでわかったように、リンクには、そしてコントロール・フィールド作成には、ポータルキーが必要です。

この章のポイントは、ポータルキーを貯めることです。

ポータルキー

ポータルをハックすると、100%ではありませんが、ポータルキーを獲得できます。

キーはリンクで消費されます。

ポータルキーは重要アイテムです。可能な限りたくさん集めたいところです。といっても、500本を超えると、さすがにインベントリを圧迫していると感じますが……(ぼくは定期的にポータルキーを街中に捨てて歩きます)。

ところで、いくらハックしても、ポータルキーが出てこないケースがあります。

それはズバリ、すでにそのポータルのキーを持っている、というケースです。

ポータルに近づいて、スキャナーの中のポータルをタップすると、ポータル詳細画面が出ますね。

この詳細画面の(現時点では)左下に、カギのマークがあります。ここが黄色になっているときは、そのポータルのポータルキーがインベントリの中にある、ということを意味しています。

Portal Key

あれ? ということは、ひとつのポータルのキーを、複数持つことは、できない???

心配ご無用。

ぼくは「とある」ポータルのキーは、常時10本持つようにしています。ちょっと遠出しないとそのポータルを訪問することができないけれど、コントロール・フィールド作成の戦略上重要だ、というポータルのキーは、遠征したときに15本ぐらい獲得するように心がけています。

方法。2つあります。

【その1】その場でキーをドロップする。

[OPS]からインベントリを開いて、眼の前のポータルのキーを選択して、[DROP](ドロップ)する。

Inventory

Portal Key

Drop

ドロップすると、スキャナ画面にもキーが現れます(小さいので見逃さないように!)。

Dropped Key

この状態でポータルをハックし、キーをゲットしたのを確認してから、自分がドロップしたキーを拾います。

これは楽ですが、欠点としては、

  1. 複数本だとかえって面倒。
  2. ハックしている間に他のエージェントに拾われるおそれがある。
  3. GPSのズレなどが原因で、行方不明になることがよくある。

次の「その2」の方法が一般的です。

【その2】Capsule(カプセル)に収納する。

Capsuleというアイテムの使用方法を、解説しましょう。

Capsule

リンクするときには、インベントリのなかの[Portal Keys](ポータルキー)カテゴリにそのキーが存在している必要があります。これを「むき出し状態」のキーと表現することにします。

Raw Portal Key

インベントリに「むき出し状態」でキーが入っていると、すでにそのポータルキーを所有していると判断され、ハック時にポータルキーが出ません。

そこで、Capsuleを選択し、[LOAD](収納する)ボタンをタップして、該当キーを選択し、[+]ボタンで収納する個数を選び、[TRANSFER](転送)ボタンをタップします。

Capsule

Capsule

Capsule

Capsule

Capsuleに入れている間は、そのキーをリンクに使用することができなくなり、ポータル詳細画面を見ても、キーを保持していないステータスになります。

この状態でポータルをハックすれば、100%ではないものの、キーが出てきます。

リンクするためにキーを使いたいときは、再度Capsuleを選択して、[UNLOAD](展開する)ボタンをタップし、インベントリに荷降ろしするキーを選択して、[+]ボタンで個数を選択、[TRANSFER](転送)ボタンをタップします。

Capsule Unload

Capsule Transfer

これはすべてのエージェントが行っている基本動作ですが、欠点としては、

  1. Capsuleへの出し入れは、とにかくめんどくさい(Ingress最大の欠点のひとつ)。

ということがあげられます。

インベントリの[Portal Keys]セクションでは、[by Title](名前順=アルファベット順)と[by Distance](距離)の2つのソート方法が選べますが、Capsuleへの出し入れは、必ずタイトル順になります。

「距離」は、現在地からの距離の順です。

ポータルキーの名前(=ポータル名)がアルファベットや数字で始まっている場合(「JR~駅」とか)は楽ですが、「東部ガス駐車場の稲荷神社」と「五百渕公園」では、どっちが前にあるのかわからなくて、探しまわるはめになります。

アルファベットと数字以外の、日本語文字(いわゆる「2バイト文字」)で1文字目が始まるポータル名は、文字コード順になるようです。

漢字よりもカナが前。

カナよりも記号(カッコなど)が前。

あとは、普段から[by Title](名前)でPortal Keyを扱うようにして慣れるのが一番です。スライドバーをタップして、一発でお目当てのキーが現れたときは、格別の快感を感じるものです。ぼくは。

ぼくの知り合いのエージェントは、ハックしたらキーをすべてCAPSULEに収納する、という習慣があるため、某ポータルのキーを100本単位で持っています。

ところで、Capsuleには、100までのアイテムしか収納することができません。1つや2つのCapsuleでは足りなくなってきます。とくに地域ごとにキーを分類したい場合。

たとえばぼくの場合、仙台や東京のキーがインベントリに「むき出しで」あると、リンクボタンをタップしたときに、仙台や東京のポータルにもリンク可能かどうか、計算し始めるので、処理がとても遅くなります。

なので、直近で使用する予定がないキーは、地域ごとにCapsuleに収納しています。

始めたばかりだと、Capsuleが1つしかないかもしれません(たしか、SMS認証が済むともらえるのではなかったでしたっけ?)。

地域のコミュニティに参加すると、誰かしら、Capsuleを余らせているものです。ハングアウトで「誰かカプセル譲ってください!」と声をかけてみるのもひとつの手でしょう。

次章は、もうひとつの、低レベル・エージェントに優しいAP稼ぎ、「グリフハック」の解説です。